鼻尖縮小失敗修正

鼻尖縮小とは

日本人は、鼻先が丸みを帯びた形、いわゆる団子鼻の人が多いことが特徴です。それは、鼻の皮膚が厚く、皮下組織が豊富で、鼻翼軟骨や鼻中隔軟骨の発達が悪いことに起因します。その為、すっきりとしたシャープな鼻を作る手術である鼻尖縮小術が、人気です。

鼻尖縮小失敗

鼻尖縮小術は、多くの日本人の悩みである団子鼻を解消する手術であるべきなのですが、変化がない、元に戻ったなどのトラブルが認められることがあります。

鼻尖縮小後のオウム鼻変形

日本人は鼻自体も短く、鼻翼軟骨を中心に寄せるように縫合すると、鼻先の最突出部が頭側に偏位してしまい、オウム鼻という変形をおこし、鼻が短く強調されることがあります。オウム鼻になると、正面からみて鼻が細くなっても、斜めや横から見た際には逆に鼻先が丸くなったように感じがするため修正を要することがあります。

鼻尖縮小失敗の原因

鼻尖縮小は本来、皮下の軟部組織を切除し、軟骨の処理をして、左右に広がった鼻尖を寄せる手術です。しかし軟部組織や鼻翼軟骨の除去が十分でない場合、鼻尖は丸みを帯びたままで、ほとんど変化がありません。鼻先を細くするためには、十分に軟部組織や鼻翼軟骨の処理をしなければなりません。

鼻尖縮小失敗の修正

鼻尖縮小が失敗した場合は、前回の手術で内部処理を行った糸をすべて外して、癒着を剥がした後、正常な位置に戻し、再度縫合することが必要になります。複雑に曲がっている鼻翼軟骨を、鼻の穴から操作し、左右同じ位置で縫い合わせるのは難易度が高い手術になります。

鼻の美容整形のデメリットやリスク(稀なものを含みます)
鼻尖の曲がりを認めることがあります。
鼻孔縁が上に挙がることがあります。